さっきまで誰もいなかった王座に、侑弥さんが現われる。

「やっぱばれたか…

俺と張り合う気か?」

侑弥さんは近づくケルベロスに目を向けたまま、雷刀をゆっくり引き抜いた。

抜く時にバチバチと軽い音が流れる。

「俺は、リーダーの命でそっち側に侵入していた。

いわば、二重スパイだ!

もう、そっちの言うことを聞く必要は無くなった。

遠慮無く倒させてもらうぜ!!」


僕の頭の中はかなり混乱していた。

天空寺さんは結局味方なのか?

二重スパイだって言っていたけど、つまり、スパイとして潜り込んでいた敵の組織で、味方をスパイするようになったってことか?

でも、もしそうなら、それは計画的な行動か?

それとも予想外な…

いや………


そんなことは関係ないんだ…

ようは勝てれば良い。

そのために、天空寺さんは体を張って最も危険な仕事に就いたんだから…

今こそ、God GAMEを終わらせるときなんだ!!!