「いろいろ分かんないだろ?
俺が全部教えてやるよ!」
侑弥さんはかなり余裕の表情だ。
僕等に情報を与えようと戦況は変わらない。
いつでも殺そうと思えば殺せれる、そんな思いが伝わってきた。
「どっから話すかなぁ…
まぁ、俺と彰はスパイとしてスフィンクスに侵入したんだ。
もう何年も前になるがな。
そこで、彰は相澤トキと組み、スフィンクスの深部への侵入を試みた。
俺は、バカな隊長共の信頼を得、副隊長として、操作をすることにした。
そこで、本部から指令があったんだ。
生け贄の巻物を手にしたプレイヤーがいるから回収しろと…」
侑弥さんの目が僕に向く。
生け贄の巻物…
確かに、僕はそれを持っている。
でも…
それがどうかしたのか?
「あの巻物は、儀式に必要なんだ。
それはみんな知っている。
だから、みんなが君を守ってきただろ?
あの巻物は渡せないから、奪うこともできないからな…
だから、君をここに呼び出した。
青木槙也に命令してな!」
え?
まさか…
青木隊長まで?………

