《オオオォォォォォォォ!!》
それは天井からゆっくり、確実に忍び寄ってきた。
悪は、全てを一瞬にして壊す。
水城の怒鳴り声で気まずくなった空気も、不安で仕方ない心も、そして…
仲間と再会し、わずかに芽生えてきていた希望さえも………
「散れぇ!!!!!
サタンがきやがった!!!」
天空寺さんが叫びながら僕の方に走ってくる。
怖い…
死ぬ……
「顔を隠せ…
早く…
俺は、こいつを引き付ける!」
僕に天空寺さんが覆い被さり、GGMを勝手に何回か触れる。
そして……
《俺様の兄弟をよくも…
木原俊はどこだ!!!》
サタンの声が響き渡り、同時に岩谷さんの炎によって扉がくっきりと照らしだされる。
「俊君!!!
ギガントダッシュ!!」
直之君が扉の傍でライフルを片手に僕を呼んでいる。
僕は顔に違和感を感じ、顔を触った。
そこには、骸骨のお面がつけられていた。
「急げ…
俺がいる…
大丈夫だ…」
僕の背後にいた廣瀬副隊長がいつもの鎌をしまい、僕の前を走りだした。

