《三階、カクレンボクエストの間。
生体反応無シ、上へ参リマス。》
アナウンスは冷たい機械の声で、そう言うと、エレベーターの扉は閉まり、再び動き始める。
生体反応無しって…
誰かが殺られたってこと?
それとも、元々誰もいなかったってこと?
一階につき一人、一階につき一クエスト…
だとすれば、何階建てか分かれば、誰もいないフロアがあるかないか分かるはず。
僕はエレベーターの中を見渡した。
あるのは扉の開閉ボタンだけで、何階建てかを示す物は何もなかった。
すると再び、エレベーターが止まり、扉が開く。
《三階、宝探シクエストの間。
生体反応有リ、未ダプレイ中。
先ニ上へ参リマス。》
ちょっと!!
「置いていくって言うことか!?
そんなの…
ひどすぎる…」
頑張ってる人がいるのに…
エレベーターは再び上へ上がり始めた。
次こそは、辿り着いていてくれ…
《五階、スゴロククエストの間。
生体反応無シ、上へ参リマス。》
嘘だ…
また一人……
「ちくしょう!!!」
僕は壁を叩いた。

