人狼達のНΡが無くなり、消滅していく。
私は、そんな人狼をただ見ていた。
それにしても、木原先輩やお兄ちゃんはどこにいるんだろ?
伊野田副隊長にも探してもらっているんだけど、なかなか見つからない。
派手に戦ってるところにいるかなって思ったけど、全く見つからない。
私達より前に行った集団のなかにいたのかな?
私は、敵のアジトに向かっている5人程の小隊を目を細めて見た。
まぁ、見えるわけ無いか…
「理沙ちゃん!?
な…何でここに!?
理沙ちゃんは防衛部隊のはず…
まさか…」
遥か右の方向から、叫び声が聞こえてきた。
この声って……
「まずい……」
副隊長二人が明らかに青ざめる。
そして、右の方向から、何か光るものを握っている男の人が走ってきた。
男の人は恐るべき早さで走ってきた。
この距離ならもう分かる。
間違いない、青木隊長だ。
「青木隊長!
ちゃんと堤隊長の許可はもらいましたよ!
だから…」
「俺の!
許可は!
得てないだろうがぁ!!!
何であんな奴に許可を貰いに行った…
俺は…堤に負けたのか……」
明らかに精神不安定な青木隊長は、GGMで、電話を始めた。

