私はニ丁の拳銃を構えながら振り返った。

人狼は7〜8メートル向こうにいた。


パン!パン!

パン!パン!

パン!パン!

私は全く迷う事無く、向かってきた人狼達に発砲した。

弾は綺麗に人狼を貫通し、人狼の体が衝撃で踊る。


そして…


ゴゴゴオォォォオオオ!



「いっけぇ★」


高鳥先輩の造り出した無数の火の玉が人狼に向かって飛んでいく。


人狼は金銀の能力で避けられない。


まるで流星群のように向かって行く火の玉は全て人狼に当たり、人狼を火だるまにした。


動けないから叫び声も出ないよね?

何も言い残せずに死んでいくなんて可愛そうだとは思う。

でも、これは戦争。


昔から、恋愛と戦争では全てが許されるというでしょ?


躊躇していたら自分が殺られる。


私は夢がある。

まだ死ぬわけにはいかないの!


私の横を、長い刀を手にした向山副隊長が走っていく。


鎧を着ているのにもかかわらず、すごく軽い動きだ。

そして、向山副隊長の刀は、3体の人狼を真っ二つに一閃した。