─────理沙目線─────



私は今、伊野田副隊長と、向山副隊長、高鳥先輩と共に、敵のアジトに向かっている。

途中、いろんな敵が現われたけど、伊野田副隊長の召喚獣達が、それよりも先に教えてくれていたから、現われた瞬間に倒せている。

もう、戦場の真ん中辺りには来ているはず。

「背後から人狼が三体。

一気に襲い掛かってくる!」

再び情報が手に入り、私はニ丁拳銃を握り締めた。


私の役割は、敵と接触する前に、敵のНΡを半分にすること。

つまり、奇襲専門。

もし奇襲が失敗したら、その後の攻撃には警戒するため、ダメージを与えにくくなる。

奇襲が成功したあとは、向山副隊長と高鳥先輩が、止めを刺してくれる。

でも、今回は3体もいる。


3体全てのНΡを、半分にするのはかなり厳しい。

普通の銃ならね…


私の拳銃、金銀は、二つの銃口から放たれる弾を両方当てることで、能力が発動する。

その能力は、相手の動きを一時的に止める。

正確に当てさえすれば、勝利はほぼ確定する。

そのために私は、伊野田副隊長と、ずっと射撃の特訓をしてきたんだ。