でも、それは簡単に解決した。
僕は魔法使い。
そして、僕の使える魔法で、まだ唯一使っていなかった魔法。
そう、召喚魔法だ。
大地君のファルコンや敏さんのゴーレムみたいに、僕にも使える。
それを使えば、二手に別れて探せるから効率がいい。
僕は、GGMを操作し、魔法欄を開いた。
そして…
「コールスカイ!」
僕は呪文を唱え、待った。
この迷路から抜け出す最後の希望。
頼むよ…
次の瞬間、僕の前の空間が捻れ始め、巨大な鷲が姿を現した。
高さは2メートルを越え、鋭い牙と爪は危なく光っている。
その眼は鋭くたくましく、また、どこか優しい眼をしていた。
これが、僕の召喚獣なんだ…
《ようやく召喚したか…
私の名はスカイ。
力を貸そう。》
スカイと名乗る鷲は、翼を広げた。
話さなくても、気持ちが伝わっているような、そんな気持ちになる。
スカイは、僕の一部なんだ…
《手分けして、出口を捜す。
わかったらすぐに知らせよう。》
スカイはそのまままだ調べていないだろう迷路を飛んでいった。

