パン!!!

銃声が響き、僕の背中に銃弾が当たる。

防具を背中に密集させていたからダメージはなかったけど、鈍い衝撃が伝わってくる。


背中に来る銃弾は防げる。

問題は、頭と足を狙われた時だ。

それに、ここは迷路だというのに一本道。

かっこうの的だ。

背後からは走るような音が聞こえてくる。

もしこの先も行き止まりだったら…

僕の頭に最悪の結果が浮かぶ。

《諦めなよ。

どうせ勝てないんだから。》


振り向くと鬼はショットガンの装填を終了させ、再び銃口を向けていた。



逃げなきゃ!!!

僕がそう思った刹那。

パン!!

再び銃声が響き、僕の左大腿部に激痛が走った。

頭上のНΡが減少する。

しかし、これはあくまでもGame。

傷はすぐに塞がり、痛みも消える。


止まるな!

止まったら殺られる!



僕は必死に足を動かした。


少し先に曲がり角が見える。

あそこを曲がって、逃げ切れるかな?

僕はΜΡを消費し、背後に風刃を適当に放ち、疾風を使った。

目指すはあの曲がり角!!

僕の景色は流れていった。