─────俊目線─────


「また行き止まり…

本当に出口なんてあるのかな…」

僕は何度目か分からない行き止まりに別れを告げ、元来た道を歩き始めた。

始めから蝨潰しに進んでるから、いつかは辿り着けるだろうと思っていたけど…

これだけ複雑な道だと通用しないな…

すでにここがどこなのかさっぱりわからない…

どうするかな…

僕は、曲がり角を右に曲がった。


《みぃつけたぁ!》


!!!!!


来た!!

声は子供だが、明らかに雰囲気が違う。

今にも殺してやるとでも言うように殺気を大量に放っている。

「君が鬼かい?」


僕は、逃げ道は背後しかないことをわかっていながら後退りした。
前は鬼、右は行き止まり。

背後の道はどうなっているか不明。

完全に運任せだな…

僕の運が人一倍悪いのはよくわかってる。


《そのとおり!!

僕が鬼だよ!》


鬼はそう言うと、背中に担いでいたらしいショットガンを取り出した。

鬼はそのまま左手で弾を装填する。

来る!!!

僕は慌てて鬼に背を向け、走りだした。

逃げ道は一本しかない!!