────岩本瞬弥目線────



何なんじゃ一体…


さっきわしが言い渡されたのは、巨大すごろく。

ゴールしない限り、止めることはできないし、負けた場合はGAME OVER扱いとなるらしい…


とんでものう嫌なルールじゃ…

なぜならわしは、生涯すごろくなんか一度もしたことがないんじゃけぇな…

何となくじゃが、ルールは理解できた。

このサイコロを振って、出た目の分だけ前に進めばいいんじゃろ?

何マスあるんかはしらんが、ただ連続で振れば終わるんじゃから余裕じゃろ。


ただ一つ不安なのは、負ける条件がわからんことじゃ。


サイコロが振れん状況になるとは思えんし、0の目が無いんじゃから進まんということもない…


第一、サイコロを振る必要はあるんか?

道は示されとんじゃから、走って進んだらダメなんか?

わしは、サイコロを持った。


まぁ、せっかくあるんじゃから使っちゃるか…


わしはサイコロを落とした。


サイコロはコロコロと転がり、ある目を示す。


《5ガ出マシタ。》

機械的な女性の声が流れる。

このまま進めってことか…

わしは、足を踏み出した。