いや、これは壁じゃない!!

とてつもなくでかかったから一瞬分からなかったけど、こいつはモンスターだ!!

まさか、いきなり鬼なんて事はないよね?

僕はそいつの頭上を見上げた。


魔犬
НΡ ●●●●●●●●●●


特に能力があるようには見えないけど…

今魔犬は寝ている。


戦うか逃げるか…


僕の答えはすぐに出た。

戦わなくていいんなら、戦わない。

僕はいつでも菊一文字を抜けれるようにしながら魔犬の前をゆっくり通過した。



それにしても、まさか鬼ごっこをこんなとこでするとはね…

しかも、モンスター付きでさらには迷路。

よくよく考えてみれば、逃げ道なんかないじゃないか。


だって、迷路なんだから…

動きは制限されるし、いちど行き止まりになったら、追い詰められる可能性も視野に入れとかないと…

最初はウイングで飛べば余裕かなっ思ったけど…

壁が異常に高く、天井に張りついているから無理だし…

歩くしか無いのかな?


僕は、菊一文字をいつでも抜けるようにしながら迷路を右に曲がった。