エレベーターに乗るとすぐに扉は閉まった。
そして、すぐにエレベーターのアナウンスが流れる。
《木原俊様ガイラッシャイマシタ。
木原俊様ニハオニゴッコヲシテイタダキマス。》
鬼ごっこ?
何で?
僕はエレベーターの中を見渡した。
しかし、ボタンはおろか、隙間さえない。
《ソレデハルール説明ヲ始メマス。
木原俊様ニハ、迷路ノ中デ、ヒタスラ逃ゲテイタダキマス。
迷路ヲクリアスルカ、鬼ニ捕マリ殺サレルマデ、永遠ニ続キマス。
ゴール地点ニハ、ラスボス様マデノエレベーターヲゴ用意サセテイタダイテイルノデ、ゴ利用クダサイマセ。
マタ、殺サレマスト、今マデ同様、大切ナモノヲ失イ、スフィンクスノ本部ヨリ再スタートトナリマス。
以上デルール説明ヲ終了イタシマス。
木原俊様ノゴ健闘ヲオ祈リイタシマス。》
迷路で鬼ごっこか…
大変そうだな…
僕は菊一文字を握り締めた。
チーン!
《オニゴッコクエストスタート!!》
扉が開き、僕の前に巨大な壁が立ちふさがった。

