何で何も書かれていないのか…
それに、楠さんの名前…
まさか…
僕は、隣のエレベーターに走った。
こんな勘当たってほしくないけど…
隣のエレベーターの扉。
そこにも、文字が彫られていた。
《徳永光輝》
やっぱり…
僕は他のエレベーターも見て回った。
《岩本瞬弥》
《木原俊》
《立花雪》
これではっきりした…
敵は、僕らがここに来る前に、それに気付いていた。
そして、5つのエレベーター。
まるで一人で乗り込んでこいと挑発しているようだ。
「ほんまに嘗めた真似をするのぅ。
まぁ、一緒に行けば大丈夫じゃろう。
どのエレベーターにするか…
雪ちゃんが決めりゃぁえかろうが?」
岩本隊長が笑顔で雪さんに言う。
岩本隊長も、青木隊長と同じタイプか…
まぁ出会った瞬間にナンパしたりはしてないから青木隊長>岩本隊長ってとこかな?
「よっしゃ!
じゃぁ雪ちゃんのエレベーターじゃな?
安心せぃ、わしがおるんじゃ。
全て終わったら、飯でも食いにいこうで!」
訂正…
青木隊長≧岩本隊長だ…
岩本隊長は、エレベーターのボタンを押した。

