死神の時と同じように火の玉がロボットに向かって飛んでいく。

直之君のレーザーもとび、ロボット達は見る見るうちにみすぼらしくなり、消えていく。


岩谷さんだって、右手で蝿を叩くかのような仕草をし、それに伴いロボットがスクラップになっている。

たまに飛んでくる銃弾も、見えない障壁を造り出し、防いでいる。


おそらく、あの能力は重力とバリア。


これはまじで強いよ。

さらに、見ているうちにもロボットの右腕が、地面に落ちていっている。

このチーム…

最強すぎる。

中にはワンマンプレイに走るひともいるけど、それでもちゃんと成り立っているんだ。

意外とクリアなんて簡単なんじゃないのかな?


《余裕、それは時に人を強くし、また弱くする。》


え??


菊一文字の刀身が半透明になる。

僕は、そのまま菊一文字を横に振った。


振る途中に刀身が消え、何も起きない。

何なんだよこの能力!?

さっきまでの炎の方がよかったし!!

自信と余裕ってどう違うんだよ…

僕は菊一文字を握り締めた。