「壁を破壊しろ!!

翔!

出番だ!」

青木が、俺の少し後ろにいる男を呼んだ。

男は、空に向かって何かを唱える。


ズガーン!!!

空から高さを30メートルを越す巨人が姿を現す。

同時に広範囲に地震と、地割れが生じる。

どんだけでたらめな力だ!

反則だろあれは!


巨人は、万里の長城を掴み上げ、遥か前方に投げ付けた。


精鋭部隊に当たらなきゃいいが…

役目を果たしたからか、巨人は光の粒となり消滅し、俺達は走りだした。

かなりНΡの減った海賊が何人かいたが、通りすがりに攻撃を受け、消滅していく。


しかし、次の瞬間、戦況は一変した。

前方に、俺達の数を遥かに越えるモンスターが地面から出てきたからだ。


「ジャッカルの戦士だ!!」

「なんだありゃぁ!

10000なんてもんじゃねぇっぺ!」

「遠距離攻撃を仕掛けろ!!

接触する前に数を減らすんだ!」

あちこちで、悲鳴や断末魔の声、銃声、雄叫びが聞こえる。

あれがジャッカルの戦士か…

俊が言っていた奴より小さい気がするが…

手には槍、顔は犬のようで体は人。

まぁ、要は倒せばいいんだろ?


俺は、完全に受けに入っている連中の間を擦り抜け、ジャッカル目がけて1人で走っていった。