直之君がレーザーガンを連射する。


赤い閃光が死神を捕らえ、全弾命中した。

しかし…

死神は左手で、レーザーガンを全て受けとめ、平気な顔をしていた。

まぁ、顔っていっても骸骨なんだけどね…

「いくら撃っても、あの左腕に吸い寄せられて、消滅させられるんだ…

一瞬、死神を足止めさせるぐらいしか僕にはできない…」

遠距離攻撃じゃぁ勝ち目はないって事か…

僕は血濡れの刀を握り締め、また鎌を構えて襲ってくる死神を睨み付けた。


僕がやるしかないんだ…

むちゃくちゃ怖いし、勝ち目があるとは思えないけど、逃げるためのダメージぐらいならもしかしたら与えられるかもしれない。

そしたら、疾風を使って逃げれば、うまくいけば逃げ切れるかも…


僕は、滑るように近づいてくる死神に、血濡れの刀を力一杯に振り下ろした。


ガギィィン!

金属音が奏でられ、刀と鎌がぶつかりあう。


刹那……

信じられないことが起きた…


死神が、左手を血濡れの刀に置いたんだ。

血濡れの刀は、跡形もなく消滅し、僕は鎌の柄にぶち当たり吹き飛ばされた。