敵は死神。

身長は2メートルを軽く越え、それより長い鎌を手にしている。

ボロボロの黒いローブと、フードで肌はほとんど見えないけど、鎌を握る右手は白骨化しているし、顔も骸骨だ。


「最初見たときは、情報部隊の広瀬副隊長かなって思って、近づいたんだけど…

とにかく、テラ強くて…」


直之君がブルッと体を震わせた。


確かに、同じ骸骨でもボーンソルジャーとは桁外れな強さを感じる。

こいつは、死そのもの…

正直むちゃくちゃ怖い。

「さっきは、包囲のスキルと、疲れ知らずのスキルで逃げ切れたけど…

きっともう効かない…」


直之君は力なくレーザーガンを構えた。

もう、覚悟を決めるしかないな…

僕は、血濡れの刀を抜き、構えた。

念のため、防具を体の前側に集中させとこう。

攻撃方法はあの鎌で間違いないだろうけど、問題はあのΜΡだ…

あんなにあるということは、きっと何かしらの魔法があるのだろう。

すでに使っているから、直之君は知っているのだろうか?

刹那、死神は鎌を横に振り、僕達に襲い掛かっていた。