「こっからはプランBじゃ!」

海賊達を振り切った頃、岩本隊長が叫んだ。


プランBか…



本来僕達は坂谷隊長の攻撃と同時に攻め始め、まとまって行動していくプランAをとっていた。


でも、管理人側の奇襲のせいで、プランAは失敗。

このままじゃぁ僕らはただの囮になってしまう。

だから、各自で動き、敵の城前で合流するプランBに変更したんだ。

プランBでは、仲間の力は借りれない。

でも、一網打尽にはされないという利点があるんだ。

プランBの場合、僕は左側と決められていた。



2〜3キロ西へ向かおうかな…


「疾風!!!」

ぼくのΜΡが2減り、僕はすごい速さで西へ進む。


風が顔を直撃し、一瞬息が止まる。


まわりには誰もいない。

少し前からゾンビの群れが歩いて来ているだけだ。


倒しても無視してもいいって言ってたよね…

僕は血濡れの刀を引き抜き、もう一度疾風を発動させた。

血濡れの刀を構えているだけで、真横を通り過ぎたゾンビの肉と骨を断つ感覚が生々しく腕に伝わってきた。