「あ!
俊〜
水城の携帯なら繋がらないよ〜★
たぶん電池切れてるとかじゃないかな〜★」
奏ちゃんが笑いながら教えてくれた
でも…
もう少し早く言ってよ…
まぁ彼女の奏ちゃんがこんなんだから水城とやっていけるんだろうな…
普通の女性だったら呆れたりキレたりして続かない気がする
僕はある意味最強のカップルだなと改めて実感した
「すみません高鳥先輩…
いつもお兄ちゃんが迷惑ばっかりかけて…
っていうか、よく付き合う気になりましたよね…」
理沙ちゃんが手袋を装着しながら何気なく言った
確かにね…
水城と付き合う気になる奏ちゃんも似たとこがあるのかな…
と言うより、奏ちゃんが超天然なだけだよね…
僕はそれを言おうとしたが、直前で止まった
奏ちゃんは今まで天然ではないと言い張ってるからね…
言っても疲れるだけ…
ただでさえこれから水城といろいろあるのに…

