この殺気だけでも、翼くんが人並み外れた強さを持っていることがわかる。

僕なんかが張り合えるレベルじゃない。

「どうせあんたらのレベルなんて100番台がいいとこだろ?

500越えの俺と比べると雑魚いんだよ!!」


あ〜…

この子うざい…



「あまり頭に乗らぬ事じゃな…

君の実力など、たいしたものではない。」

坂谷さんが朗らかに言う。

しかし、その表情には深い闇がしわと共に潜んでいる気がした。


「何だ、じいさん!

老いぼれのくせに…

あんたはレベルいくらだったんだよ!?」

翼くんがさっきより鋭く重い殺気を飛ばし始める。


坂谷さん…

このままじゃ……


「わしは、975レベルじゃ…

まだまだ若い者には負けんぞ!?」

岩谷さんはさらりと言うと、驚き立ち止まっている僕らを置いて先に進み始めた。


975って…

相澤隊長レベルじゃないか…


全然そんなふうには見えないのに…

まぁこれで、僕が底辺だって決定したね。


僕は、岩谷さんの後を追った。


どっちにしても、もうレベルは関係ない。

精鋭部隊として、頑張ることだけを考えよう。