「どうやら…
おまえさんが正しかったみたいじゃのぅ…
天空寺は、何らかの理由で逃げた。
時間を稼ぐために替え玉を使ったみたいじゃけど…
まんまとやられたのぅ…」
岩本隊長は、歯痒そうに頭を掻き、携帯を閉じた。
「もう寝たほうがいいと思いますよ。
皆さん疲れも蓄まっているでしょうし、あと二日もあるんですから…」
今まで一言も喋らなかったおばさんが、口を開いた。
確かに疲れた。
あと二日もあるんだ。
休めるときに休まないと…
コンコン!
僕らがすっかりおやすみモードに入った頃、ドアがノックされた。
岩本隊長が鉄パイプを手に持ち、入れと声を張る。
「失礼します。
あの…
これ、よかったら使ってください。
岡山県中から、God GAMEプレイヤーの方への寄付だってきて…
さすがに食物は危ないので処理しましたが、代わりにいくらか持ってきたので…」
入ってきたのは、僕らをここに案内してくれた男性だった。
手には、ポータブルテレビが握られている。
さらに、男性の後ろには、いろんな品が台車に山積みにされていた。

