部屋に帰り、僕達は経緯を話した。
そして、水城の意見を…
「お兄ちゃん、頼むから勘だなんて言わないでね?
ちゃんとした理由があるんでしょ?」
理沙ちゃんが、水城がしゃべろうとしたときに口を挟んだ。
いや、いくらなんでも勘で味方を敵だなんて言わないと思うけどね…
あくまで思うだけど…
「まずは天空寺の電話の向こうに流れていた音だ。
アレは、駅のホームから聞こえる音だ。
ここから病院に行って、駅に行くのにこんな短時間で行けると思うか?
ましてや、行動を共にしてきた仲間だ。普通なら治療が終わるまで一緒にいるだろ。
それに、何故アイツは二人でいることに気付いたんだ?
俺は電話の間、一言も話さなかったし、俊もそんな素振りはしなかった。
明らかに怪しい。
最後に、俺があの重傷の奴を担いできたとき、アイツの眼からは二つの感情が読み取れた。
困惑と、殺気だ…」
水城の話はそこで終わった。
確かに、ここから病院、駅と行くのは時間がかかる。
待てよ?
もし、水城の言うことが本当なら、一つ問題がある…
かなり大きな問題が…

