「ちょっと待つんじゃ!
敵か味方かようわからん天空寺を追うやこぅ無謀すぎるわ!!
連絡先を知っとるみてぇじゃけど、もし呼び出された先でやられたらどうすんじゃ?」
岩本隊長はあくまで反対らしい。
「天空寺さんには、いくらでも僕を殺す暇はあった。
今になって…」
僕は自分にも言い聞かせるように静かに言った。
殺意はない。
大丈夫だ。と…
「まぁなんとかなるさ!
それより隊長さんよぅ!
奏と理沙を頼んだぜ!
二人を絶対安全に頼む。
まぁすぐ帰ってくるがな。」
水城がそう言って、部屋から出ていった。
やっぱ気が早いな…
「いってきます!」
僕は、部屋から出ていった。
少し先に水城がいる。
僕は必死で足を動かし水城に追い付くと、携帯を取り出した。
とりあえず、連絡しないとね…
僕は、天空寺さんに電話を掛けた。
プルルルルと、呼び出し音が鳴り、電話から漏れた呼び出し音を聞いた水城が足を止め、耳を傾ける。
ガチャ…
出た!
《どうした!?
何かあったのか?》
天空寺さんの声が廊下に響く。
さぁ天空寺さん…
知恵比べの始まりですよ。

