野性的な勘とでも言うのかな?


間違えても、現場を分析した結果で動いてるわけじゃないだろう。

単に運が良いと言ってしまえば、それでおしまいだ。

でも、水城の野性の勘はよく当たる。

まるで、自ら幸運を呼び寄せているかのように…

「俊!!

その天空寺の連絡先は分かってんのか!?」


水城がドアに向かって歩きだした。

って!!

「ちょっと待ってよ水城!!


もう20時だよ!?


今から行くつもり?!」

僕だけじゃない、みんながそんな表情で水城を見ている。

「あたりまえだ!」

いやいや…


なんで当然だろみたいな…

まぁ…

一度言いだしたら聞かないだろうからね…


「仕方ないな…

行こうか水城!!」

僕は立ち上がり、水城の横に付いた。

水城が行くなら僕も行く。

僕らは、幼いときからずっと助け合ってきた。

僕がいじめられていた時には、水城が止めさせてくれたし、小学生の時に、上級生と僕が喧嘩をするときに、一緒に戦って二人ともボロボロになったことだってある。

逆に、高校受験の時は、僕が水城に個人教授をして、点数を一気に上げたり、奏ちゃんと水城が付き合うきっかけを作ったりした。

僕らは、いつでも一緒だ!!

水城が無茶をするときは、僕だって……やってやる!!!