部屋の中には8人の男女がいた。

僕を見て駆け寄ってくる理沙ちゃんと奏ちゃん、長い鉄パイプを身の傍に置いている岩本隊長、坊主頭で、背の高い男子高校生、中年の中肉中背の夫婦、サラリーマン風の若い男性、中学生ぐらいの男子生徒。


「本当によかった!

あの人が助けてくれたんですか?」

理沙ちゃんは、心配で仕方なかったのだろう。

真っすぐ僕に抱きついてきた。

「侑弥さんと天空寺さんが助けてくれたんだ。

二人はどうなったかは……」

僕は、理沙ちゃんから離れながら言った。

内心は離れたくなかったが…


「侑弥!?

今そうゆうたか?」

岩本隊長が、目を見開き、近づいてきた。

やっぱり、侑弥さんとの連絡は取れていないんだ…

「どけぇ行ったか分からんゆうたのぅ?

せぇに、天空寺と言ったか?

詳しく聞かせてくれんか?」


岩本隊長の表情は真剣そのものだった。

天空寺さんの事も知ってるみたいだし、全部話した方がいいのかな?

全員の眼が僕を見ていた。

みんな仲間だ。

僕は、口を開いた。