─────俊目線─────


僕と小山恵という女性は、県庁前で降ろされていた。

いざとなれば連絡しろと、アドレスや電話番号を交換した。

小山さんは少し前に気が付いたが、まだショックから立ち直れていない様子だ。



「あの…

プレイヤーの方ですか?」

いきなり背後から声が聞こえた。

見ると、スーツを着た男性が、遠慮気味に近づいてきていた。


僕らが頷くと、スーツの男性は辺りをキョロキョロと見渡し、県庁内に招き入れた。

僕らはスーツの男性のあとをついていった。

しばらく行くと、《God GAMEプレイヤー岡山本部》と書かれた札のかかっている部屋の前で、男性は立ち止まった。

今の時刻は19時、辺りは暗くなりつつある。

「プレイヤーの皆様は中で会議をしております。

どうやら幹部の方がいらしてるみたいで…」

男性は、それだけ伝えると、一礼して去っていった。

岩本隊長も合流したんだ。

先に行った理沙ちゃんと奏ちゃんはもうついてるのかな?

僕はドアノブを握り、本部に入っていった。