カラン…
僕の足に、鉄パイプがぶつかる。
さっきまでは無かったのに…
神が、運命が戦えって言ってるんだ。
僕は、鉄パイプを拾い、車がビュンビュン走っている桃太郎大通りを走り始めた。
助けてみせる。
僕は、車の群れを掻い潜り、鉄パイプを振り上げた。
殺戮ロボットまであと4メートル。鉄パイプが約1.5メートル。
あと二歩だ!!
そして……
すみません永瀬さん……
僕は鉄パイプを殺戮ロボットの右腕に打ち付けた。
骨にぶつかる鈍い衝撃がジーンと指先から頭へ流れ、拳銃が吹き飛ぶ。
ひびぐらいは入れれたかな…
僕はそのまま殺戮ロボットにタックルした。
まったく痛がる素振りは無いけど、殺戮ロボットは吹き飛んだ。
女性は気を失ったのか、その場に崩れ落ちる。
しかし、これは僕にとってかなり予想外だった。
まず、女性をどうやって連れていくか、そして、殺戮ロボットを飛ばした先に、先に吹き飛んだ拳銃があったことだ。
殺戮ロボットは、拳銃を拾い、真っ直ぐ僕に向けた。

