永瀬さんの腕から拳銃が吹き飛び、同時に奏ちゃんと理沙ちゃんが教室から逃げていく。


拳銃を処理してから逃げたいけど、そんな余裕はない。

とりあえず生き延びれただけで十分だよ。

僕は、二人を追って教室から出た。

二人はすでに自転車に乗って、逃げる準備をしている。

「先輩!


適当に自転車乗ってください!

できるだけ遠くに逃げますよ!」

理沙ちゃんが、叫んでいる。

そんなに大きな声で言ったら聞こえちゃうよ!

それに、適当にって…

まぁ今は緊急事態、そんなこと言ってられないか…

僕は鍵の付いていない自転車を捜し出し、跨った。

そして、3人で校内から飛び出した。

まだ永瀬さんは来ていない。

全速力だ!


僕らはこれ以上は無い程の早さで自転車をこぎ、駅を目指した。

途中、パトカーと擦れ違ったが、誰も気にも止めなかった。

「このまま行けば、電車に間に合います。」

理沙ちゃんはすでに息がきれ、スピードが落ち始めている。

駅まであと2キロぐらい、頑張ってくれ!!



そして、僕も少し疲れてきた頃、僕らは駅に着いた。