落ち着くんだ…
理沙ちゃんは、僕の妹みたいな人だ…
そうだ、兄として、久々にあった妹を心配するのは不思議じゃない。
これ以上の関係なんて……
「ねぇねぇ★
水城の行方まだわかんないの?★」
奏ちゃんが若干弱々しい声になりながら、水城の心配をする。
そうだ、今は水城の事と、現状報告の事だけを考えるんだ。
「水城の行方はわからない。
でも、誰かと一緒にいるのは確かなんだ。
じゃないと、水城が一人でGGMで探知不可にできるわけない。
携帯も使いこなせないのに、そんな細かい設定ができるとは…」
僕の意見に理沙ちゃんが大きく頷いた。
しかし、奏ちゃんは違った。
「水城は誰かに捕まっちゃったんだよ★…
水城は知らない人に着いていったりはしないもん★」
僕は今まで、水城は姿を隠しているんだと思っていた。
でも、姿を隠されているって考え方もあるんだ…
つまり、監禁されてるって…
でも、いったい誰が…
「水城なら大丈夫だけどね★
そう簡単にはやられないよ★
はいこれ★
牙鳥の巣のフルーツタルト★」
奏ちゃんはそう言って、フルーツタルトを渡してきた。

