僕は体が熱くなるのを感じた。

そんな簡単にクリアできるくらいなら、勧誘なんかしないし!

ちょっと年上だからってそんな反応するなよ。


「年上ってわかってんじゃん!

だったら言うこと聞けや!

マジ腹立つなこのチビ!」

赤毛が明らかに怒りをあらわにし、椅子から立ち上がった。

って…

僕、何もしゃべってないよね…

まさか……


「やっと気付いた感じっすか!?

マジのろま!

マジバッカじゃないの!?

うちは人の心を見透かせる。


でも残念ながら、力は貸さない。

まぁせいぜい頑張りな!」


留衣さんはそう言うと、絢さんと席を立った。

出口にある機械にGGMをかざして支払いを済ませると、二人はラーメン屋から出ていってしまった。


くそ!!


どれだけ性格悪いんだよ!

あんな女、仲間になんかしたくない!

こっちから願い下げだ!

僕は心の中で激怒しながら、荒々しくラーメン屋を出ていった。


しかし、ラーメン屋の前の道には、鮮やかな赤で、《性格悪くてさ〜せん!W》と書かれていた。