最終的に、店の一番奥にいる二人組が、そうだとわかった。
一人は、石川絢、レベルは520のマジシャンだ。
もう一人は、河口留衣、レベルは534のマジシャンだ。
僕は意を決し、扉を開いた。
開いた瞬間、僕の鼻にラーメンの、食欲をそそる匂いが流れてきた。
「いらっしゃい!
ご注文は?」
店員が注文を取りに来る。
別にいらないんだけどな…
僕は首を横に振り、一番奥のテーブルを目指した。
左側の茶髪のポニーテールが、石川絢、右側の赤毛のショートカットが河口留衣だろう。
二人ともかなり強そうだ。
僕は、一歩歩くごとに、緊張が体を締め付けていくのを感じた。
緊張に負けるな…
今度こそ勧誘するんだ!
僕はやっとの思いで二人のテーブルに辿り着いた。
すでに僕の存在に気付いている二人は、若干殺気を込めた視線を送ってきている。
柄は悪そうだけど、やるしかない!
「あ…あの!」
「あ〜黙って!
マジうっといから…
あのさぁ、うちらは戦争には参加しないから…
どうせあんたらがクリアしてくれるでしょ?
だから、わざわざ危険に首を突っ込みたくないわけ!
他あたってね〜」
なんだよこいつ!!!!!

