「気ぃ落とすなよ!
あの娘は昔からあぁなんだ。
弱者を助ける。
でも、力のある者は助けない。」
店長は、壁に掛かっている日本刀を手に取り、僕に差し出してきた。
「最終戦争が近い、いつまでもその刀じゃやっていけないだろ?
これをもってけ!
名刀、菊一文字則宗。
込める気持ちによって能力の変わる不思議な刀だ。
江戸時代、新撰組一番隊組長沖田総司が使っていたと言われる刀だ。
もちろんおだいはいらない、受け取ってくれないか?」
店長は、真剣な眼差しを向けてきた。
確かに、血濡れの刀では限界を感じている。
敵のНΡもあがり、10ずつのダメージなんかほとんど意味を持たない。
でも、こんな名刀を僕なんかが使いこなせるのか?
僕は魔法基本だ。
もっとうまく使ってくれる持ち主を探したほうが、菊一文字にもいいんじゃないか?
僕が刀を選ぶのか、刀が僕を選ぶのか。
僕が刀を使うのか、刀が僕を使うのか。
僕は…
自分の意志で戦いたい。
僕がこの刀を選び、使ってやる!
僕は、深呼吸をし、菊一文字を掴んだ。

