一生の相棒だ。
よくそう言っていた。
でも、そんなの口だけだったのか?
いくら親友でも、ずっと一緒にいるわけじゃない。
一緒の大学行って、一緒の職に就いて、一緒に暮らすのか?
そんなこと、無理に決まっている。
僕は心のどこかでそれに気付いていた。
でも…
そっか…………
「僕は、このゲームを一刻も早く終わらせる。
その邪魔をするのなら、例え二人でも容赦はしない。
力任せにでも連れて帰って、目を覚ますように言い聞かせる。
もし…
もし、それでもダメだったら…」
僕は深く深呼吸し、最後の言葉を吐き出した。
「親友として、あ…兄として、二人を斬ります…」
僕はそう言うと、もう一度顔を上げた。
親友なら、最後まで一緒だ。
その最後を、告げるのが他人なら、僕が終わらせる。
僕自身の手で…
《少しずつ、顔つきがかわってきましたね…
では、最後の質問です。
これは、次に私に会うときまでに考えておいてください。
いわゆる宿題です。
あなたにとって、一番大切なモノは何ですか?》
そう言うと、アテネは消えていた。
大切なモノか…

