「そのゲーム、どんなものなのですか?」
僕はアテネに聞いてみた。
どんなゲームか聞いてからでも遅くないと思ったんだ。
《簡単なゲームですよ。
私の出す問いに答えればいいだけ…
もちろん、曖昧な返事は返事とは認めません。
私の問いにすべて答えてくれれば、私は神殿へ帰ります。
どうですか?》
質問に答えるだけ?
そんなのでいいのか?
これなら運も関係ない。むしろ誰でもできる。
これを受けない手はない!
僕は頷き、ゲームへの参加を了承した。
僕が今すべき事は、永瀬さんと敏さんの世話にかかることなく身を守ること。
それが一番なんだ…
《問いは全部で3つ。
真剣に答えてください。
一つ…
あなたは何を信じますか?》
え……
僕は、あまりにも予想外の質問に目を丸くした。
アテネは、答えを求めてはいない…
応えを求めているんだ。
僕の考えを……
答えのない質問。
何を信じるか…
なんだろ…
神様?家族?水城?仲間?理沙ちゃん?
自分?
僕は……
何を信じているんだろ…
みんな?
いや違う…
『僕を信じてくれている人』
これだ…

