さっきの場所からは、もう1kmぐらいは離れた。

しかし、僕のスピードに、アテネは余裕でついてきている。

これがレベルの差か…

僕は、アテネに血濡れの刀を向けた。

負けることは目に見えている。

でも、このまま諦めるなんて僕にはできない。

《恐れずともよい…

私は争う気はない…

一つ、私とゲームをしてくれれば、私は立ち退こう…

どうしても争いたいのならば、容赦はせぬぞ?》

アテネは優しい笑顔でそう言った。

争う気はない…

それがもし本当なら、僕はかなりついてる。

レベルの差は655、到底適いはしない。


攻撃力、防御力、НΡ、ΜΡはレベルによって増えていくんだから…

でも、ゲームはそんなもの関係ない。

種類にもよるけど、ゲームの大半は運。

レベルに左右されず、実力を出せるんだ!


しかし、僕は嫌なことを思い出した。


僕は…

僕は運がむちゃくちゃ悪いんだ…


みんなは大体100とか越えてるのに、僕は依然として25という…

いや待て、まだどんなゲームかもわからないんだ!

諦めるのはまだ早い!

僕はアテネの顔を見た。