敏さんが回復丸を噛むガリッという音と共に、スフィンクスは桜吹雪となって消えていった。

すごい…

でも…

自分のНΡを1まで減らしてって…

もしその間に攻撃されたら…

僕は、顔をしかめて回復丸を噛み続ける敏さんを見た。

敏さんは、命を掛けて僕を助けてくれたんだ…

「あ…

ありがとう敏さん…

でも…」

僕のお礼の言葉は、敏さんによって妨害された。

敏さんが僕の口を押さえたんだ。

「エジプトではかぁなり世話になったからねぇ。

せめてものお返しだよ。」

敏さんはそう言うと、まだ戦っている永瀬さんと相澤隊長の方を見た。

二人とも、かなり相手を追い詰めている。

僕は、相澤隊長の戦闘を見ながら、回復を始めた。

そして、僕の回復が終わる頃、相澤隊長の造り出した巨大な斧が、ハーピーを真っ二つにし、永瀬さんの樹の根がメデューサの胸を貫いた。

つまり、最初の難関を突破したのだ!

僕は、ゆっくり歩いてくる二人をみた。


この二人の強さは半端じゃない。

僕も、技を盗んでやる。

そして…

みんなを守るんだ!