スフィンクスは、ライオンのように僕を飛び越え、敏さんに攻撃を仕掛けた。
同時に敏さんの拳が振られ、スフィンクスへ……
そして…
スフィンクスは消えた。
勢い余った敏さんは、地面を力一杯殴り付け、地割れを発生させた。
読み通りだ!
あとは、出てきた瞬間を…
って…
ビシャッ……
僕の背中に激痛が走った。
そんな……
最初から狙っていたのは…
僕?………
僕は、その場に倒れこんだ。
さらに先を読まれているなんて考えてもみなかった…
強すぎる…
僕が適うレベルじゃない…
НΡは、微かに残っているけど…
まさしく虫の息。
いつやられてもおかしくない。
でも…
いつまでたっても、スフィンクスは止めをさしてこなかった。
僕は、ゆっくりと起き上がった。
そこには、桜の花びらを散らしながら、スフィンクスの胸を貫いている敏さんがいた。
「なぁんとか間に合った…
左文字の破殻能力…桜魂………
術者のНΡを1まで減らして発動する…
斬り付けたものの魂を桜の花びらとして封印する…」
敏さんは、そう言って、回復丸を口に放り込んだ。

