地面が揺れ、巨大な刄が床から突き出てきた。

「あぁりゃりゃぁ!

これが噂のジャッカルかぁい?

たっさん!

僕は俊と下ぁに行ってくるよぉ!


ジャッカルと魂は任せてぇ!」

敏さんは、そう言うと、床に手を当て、空いている手を僕に伸ばしてきた。

あんな化け物と戦わなくちゃいけないのか…

僕は、生唾を飲み、敏さんの手をつかんだ。

「今度ばっかりは、覚悟はしときなよ?

助かる保障はないから…」


敏さんはそう言うと、握る力を強めた。

そして、僕らの眼下には、2頭のジャッカルがいた。

「いぃくよぉ!!!」

敏さんの声と共に、屋根に槍を突き刺していたジャッカルに、尖った岩が突き刺さった。

ジャッカルの腹が抉れ、悲痛な叫びが部屋に響く。

敏さんは、間を置かず、もう一体にも、同じ岩を飛ばした。

が、ジャッカルは賢かった。

飛んできた岩を、床に叩き落としたんだ。

どうやら上手くいったのは奇襲だったからみたいだ。

これからが本番だ!