やがて僕は、部屋を後にし、狭い廊下を進んでいた。
「ジャッカルは王族の守護神だ。
もうすぐボスだろう。」
相澤隊長は、耳に手を当てていた。
何をしているんだ??
「新入り。
ようやく合流みたいだ。
前にいた奴はどこかに行ったみたいだな。」
相澤隊長が、前を指差す。
そこには、岩の影に隠れている永瀬さんと、敏さんの姿があった。
よかった。無事だったんだ。
僕は安堵の息をついた。
でも、アイツはどこに行ったんだ?
確かに巨大なアヌビスのとこにはいたし、さっきのジャッカルのとこでも辛うじて気配は感じていた。
でも今は……
全くアイツの気配はない…
どこかで抜いたのか、消えたのかは知らないけど、もうここにアイツはいない…
いったい何が目的だったんだ?
僕はもうこの場にはいないってわかっているけど、僕は探知能力を発動させた。
風がスーッと通り、僕の髪をなびかせた。
この近くにはいない…
僕は、相澤隊長と、永瀬さん達の方へ歩いていった。

