探知能力を使えばか…
僕は目を閉じ、風を通じて辺りの状況を確認した。
規則的に風が流れている。
この近くにはいないみたいだ…
僕は、階段を少しずつ、慎重に上がっていった。
ミスは許されない。
汗が頬を伝い、心臓の音が異常にでかく感じる。
もう少し静かにしろと言いたくなるほど心臓が暴れだした頃、僕の感じている風に変化があった。
ザワッ…
風が重たくなったとでも言うべきか、明らかに何かが違う!!
来るんだ!!
光線銃がくるまえの0.数秒が勝負だ。
銃口の向きと、人差し指を観察すれば避けれるらしいけど、ぶっつけ本番で試すほど僕はバカじゃない…
来るのはわかっているんだ…
集中しろ……
僕は、掌を曲がり角に向けた。
あそこにいそうな気がしたんだ。
「なかなかだな…」
相澤隊長も頷いている。
やっぱりあれなんだ…
よし……
やってやる!!!
僕は掌から風の刄を放った。

