「僕も魔剣士だよぉ!
この刀は左文字っていってぇ、止めを刺した敵の魂を封印する能力があるんだ。
対プレイヤーには、絶好の武器だよぉ!
なぁんせ、このGAMEに参加しているのは人間の魂が大半だからねぇ。
再スタートも出来ないし、戻ることも出来なくなぁる。」
敏さんは左文字の話をしてくれた。
まぁ僕が職業について聞いたからなんだけどね。
同じ魔剣士ということもあり、僕は敏さんに親近感が湧いた。
敏さんは本当に頼りになるし、強い。
優しいというおまけまでついている。
きっと女性にももてるんだろうな。
そう思った僕の頭には、理沙ちゃんが映っていた。
ん?
僕はあることを思い出した。
理沙ちゃんの兄、水城のことだ…
侑弥さんと一緒にいたんじゃぁ…
!!!!!
水城なら何か知っているかもしれない!
侑弥さんがどこに消えたか、何が目的なのか、もしかすると一緒にいるかも!!
僕は敏さんに、二つ目の質問をした。
答えてくれるとは思わないし、そんなに期待はしてない。
でも、僕は聞いた。
「水城は、今どこにいますか?」

