僕と敏さんは、階段を上へ上へと上がっていった。

空気そのものが僕に酸素を与えるのを拒んでいるかのように息苦しい。

「はぁはぁはぁはぁはぁ。」

僕の呼吸は次第に早く細かくなっていた。

これから、最強のプレイヤーと会う、それだけのことだけど、僕の緊張は異常だった。

階段が一段上がるごとに高くなっている気もしてきた…

バク!バク!バク!バク!


心臓が破裂しそうだ!


「あぁりゃまぁ…

顔が真っ青だねぇ…

大丈夫だよ、隊長達は俊君と同い年ぐらいだからさぁ…」

敏さんが何か言っている。

僕にはそれぐらいにしか感じなかった。

そして…

僕と敏さんは、巨大な両開きの扉の前に立った。


扉の上には、《戦闘部隊長室》と書かれた札がかけられている。


敏さんが、金色のドアノッカーで、扉を叩くと、扉は静かに手前に開いた。

いよいよだ!!

僕は唾を呑み、拳を握り締めた。

身体の緊張は全くほぐれないけど、もうどうにもできない!

僕は半分自棄になりながら、部屋の中を見た。