上には上がいる。

そんなことはわかっているつもりだった。

でも、改めて突き付けられたら…

僕の視界が白から変わり始めた。


肩の痛みが引き、回復しているのがわかる。


「ふぅ…

とりあえず、本部に行かなきゃね…

隊長達に暗殺部隊の事を伝えないとね…

敏、俊君を連れてきて…」

永瀬さんは先に消えていった。

「まぁったく…

たっさんは無愛想だねぇ…

まぁ忙しいから仕方ないんだけど…」

敏さんが呟き、僕の肩に触れた。

移動だ…

この感覚にもだいぶ慣れたな…

僕は、あの本部の前に姿を現した。

「さぁて、隊長に会いに行くよぉ!
もしかしたら会議にも出ろって言われるかもねぇ。」

敏さんは、楽しそうに本部の裏口を開け、中に入っていった。

会議…

嫌だな…

僕は渋々敏さんの後に着いて、本部に入っていった。