確か、奏ちゃんはファイアーボールって唱えてたよね…
僕は右手をしっかりと骸骨戦士に向けた
ってか、こんなの唱えなきゃいけないのかな…
だとしたら、むちゃくちゃ恥ずかしいし…
でも、やらなきゃやばいし…
僕はなるべく小さい声で唱えた
｢ファイアーボール…｣
………………………。
何も起きない…
僕は顔が赤くなっていくのが分かった
ヤバイ…
恥ずかしすぎる…
｢除けろ俊!
そいつは俺がする!｣
僕の隣を水城が通り過ぎ、骸骨戦士に強烈な一撃をたたき込んだ
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ボーンナイト(Lv.10)
НР ｸﾘﾃｨｶﾙ-600 400/1000
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水城の一撃はｸﾘﾃｨｶﾙﾀﾞﾒｰｼﾞになったらしく、一気に600もНРを削れた
なんか僕の3がものすごく無意味に思えてくるね…
僕はとりあえず右手を振ってみた
特に何かあるかもしれないとかは思っていない…
ただ…
じっとしとくなんて僕にはできない…
