「たっさんも暗殺部隊と戦ったみたいだねぇ…
一人で2体も倒しちゃってるよぉ…」
敏さんは、ハッハッハと、笑い、手を差し出してきた。
「そろそろ行こぉか!
恐竜狩りに!」
敏さんの顔は笑顔だった。
危険な匂いの風が吹いたが、浅葱色の羽織をバサバサとなびかせるにはちょうどよかった。
どんな風だろうと、なんとかしてやる!
そんな敏さんの気持ちがこもっているようだった。
そうだ…
敏さんの大切なモノって何なんだろう?
年齢的には20代後半ぐらいだから、やっぱり家族とかなのかな?
後で聞いてみよう…
僕は、敏さんの手を握った。
これからクエストボスを倒しに行くんだ。気を引き締めろ。
そんな強いを感じながら…
僕と敏さんは、地面に溶けていった。
そして…
一本の枯れ木だけが生えている岩場にたどり着いた。

