「うっ!

こんだけ平らならどこから来るかすぅぐわかると思ったんだけどねぇ…

予想以上に素早いねぇ君たちは…」

敏さんは、短刀を抜き取り、僕の前に立った。

間違いない、あれが暗殺部隊だ!

僕の視界には、黒い虎がいた。

ただし、防具を身につけ、二足歩行をしている。

あんなのが10体もいるのか…

「一体ならなんとかなる…

隙を見つけてダメージを入れなさぁい…」

敏さんは地面に手をつき、アサシンを睨み付けた。

まさか、倒すつもり…

僕はアサシンから目を離さないようにし、右腕を上げた。

接近戦では勝ち目はない…

魔法なら…

ヒュン!!

!!!

後ろだ!

僕はいきなり聞こえた風を切る音に反応した。

間に合わない!!

「ゴーレム!!!!


力を貸してくれぇ!」

敏さんの叫びと同時に、僕と刄の間に亀裂が走り、岩の固まりが現われた。

ゴーレムは飛んでくる短刀を叩き落とすと、背後にいた2体目のアサシンに向かって走りだした。

「ゴーレムは僕の召喚獣さ。

НΡを半分分け与えて召喚するんだ。

僕がぁ動きを封じるから、攻撃してなぁ!」

敏さんは一体目のアサシンを凝視し、掌を地面に埋め込みだした。