異常にでかい葉っぱや茸が辺りには散らばっていた。

枝が広く伸びている木々のせいで空はまったく見えない。


そして何より問題なのは、また一人だって事だ…

「ふぅ…

大丈夫だよ…

木さえあれば無敵だから…

つまり、仲間との距離さえも瞬時に縮めるんだ…」

永瀬さんが木から生えてきた。

どうやら木を伝って移動できるみたいだ。

じゃぁ敏さんは地面を伝って移動してるのかな?

「まさかばらばらに移動されるとはねぇ…

この地面や枝が無かったらいまでも一人で待たせてただろぉさ。」

敏さんがイタズラっぽく笑いながら姿を現した。便利な能力だよ。


「ここのクエストボスはT-レックス…

ふぅ…

巨大な肉食恐竜だよ…

とにかく、1でもいいからダメージを与えることだけを考えなさい…」

永瀬さんが木に耳を付けながら話してきた。

レベルの小さい僕が下手に動けば危険、そう判断した結果だろう。

僕は黙って頷き、右腕を軽く揉んだ。

「西に200、トリケラトプスの群れだってさ…

ふぅ…

全体魔法はまだ会得してないだろうから…

早く行ってダメージ与えて来なよ…

僕はボスを探してくるから…」

永瀬さん、やっぱ余裕なんだな…