侑弥さんが相澤隊長の手を離れ、少し離れた場所に向かい始める。
僕は急いで後を追った。
「作戦会議は無駄だ。
相澤隊長のスキルがあればどこでも盗聴できるからな。
殺す気でいかないと一発でやられるから…」
侑弥さんは黒い鞘の刀を手に持ちながら、真剣な表情で前に出た。
二人ともレベルは僕の6倍以上。
歯が立つわけが無いけど、僕なりの戦いをしてみる。
それで何かコツが分かるかもしれないしね。
僕は血濡れの刀を抜き、相澤隊長に向けて構えた。
わかっているのは、相澤隊長は瞬間移動と盗聴のスキルを持っていること。
つまり、消えたら後ろに来るかもしれないんだ…
「設定はしておいた。
行くぞ!!!」
相澤隊長は両手を空にかざした。

