「山本。
俺の情報を易々と流すな。」
!!!!!
僕がどんぶりを机に戻すと、向かい側にあの人がいた。
瞬間移動のスキルだ!
フードにローブのその人は、ゆっくりとフードを取った。
輝く銀色の短髪に、瑠璃色の瞳、頬には痛々しい切り傷の跡が残っていて、激戦を潜り抜けてきた事を表している。
スキルがある腕はローブで隠され、いくつスキルを持っているのかも分からない。
「相澤隊長!!」
侑弥さんが驚きの声をあげ、相澤隊長がため息を吐いた。
「大声をあげるな。
山本、少し相手をしろ。
2対1で構わない。」
相澤隊長は、そう言って僕を見てきた。
まさか、僕も?
「安心しろ、GAME OVERにならない程度にする。
いいな?」
相澤隊長は、その瑠璃色の瞳で僕を見た。
電気が身体中を流れ、自由がきかなくなる。
今までに無い感覚だ。
正直、実力を知りたい。どれだけの差があるのか…
「どうやらいいようだな。
山本、おまえも俺に捕まれ。
ここの料金はこの寝てる奴に任せればいい。」
相澤隊長が伸ばしてきた手を僕は力強く握った。
そして…
次の瞬間には岩だらけの荒れ地に移動していた。

